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環境ニュース[国内]

三菱商事、三菱自動車などとフランスで蓄電システムの実証プロジェクトを開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.14 【情報源】企業/2015.07.10 発表

 三菱商事は、フランスで蓄電システムの共同実証プロジェクトを始める。同プロジェクトは三菱自動車、フランス電力公社のEDF、同社が出資する蓄電システム製造会社のフォーシーパワー、同国自動車大手のPSAプジョー・シトロエンとともに実施する。電動車両の使用済みリチウムイオンバッテリーの再利用をはじめとした蓄電システムの事業化を欧州で検討する。
 実証プロジェクトは、電力需要に応じて蓄電、発電、系統電力の運用を最適化することによる効率的なエネルギー管理と経済性の検証を目的にする。9月をめどにパリ郊外のフォーシーパワーの新社屋に実証プラントを設置する。プラントは、出力12kWの太陽光発電、高圧蓄電システム、低圧蓄電システム、双方向充放電システムで構成する。
 これらを系統電力と接続する。高圧蓄電システムは330Vで、三菱自動車の電気自動車「iMiEV(アイミーブ)」と、同社がOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「プジョーiOn」「シトロエンC-Zero」の使用済みリチウムイオンバッテリーを利用する。48Vの低圧蓄電システムは新品、双方向充放電システムは電動車両のバッテリーを使う。
 電動車両で協業する三菱自動車とPSAの販売実績や、フォーシーパワーの蓄電システム技術、電力事業を世界展開するEDFと三菱商事の知見を組み合わせる。電動車両の導入が進む日本やフランスでは、使用済みリチウムイオンバッテリーの再利用が資源の有効活用と持続可能社会への重要な取り組みとなり、実証を通して事業モデルを確立する。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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