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環境ニュース[国内]

NEC、米国カリフォルニア州の電力大手に大型蓄電システム納入、配電網を安定化

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.10 【情報源】企業/2015.07.10 発表

 NECと、NECエナジーソリューションズ(米国マサチューセッツ州)は、米国カリフォルニア州の電力大手、サザンカリフォルニアエジソン(SCE)に大型蓄電システムを納入した。同社の配電網安定化を支援する初めてのシステムとして利用される。NECエナジーソリューションズは、スマートエネルギー(情報通信技術を活用したエネルギーネットワーク)関連の事業を手掛けている。
 納入した大型蓄電システムは出力2.4MW(2400kW)で3.9MWh(3900kWh)の容量がある。カリフォルニア州のオレンジ郡に設置した。7週間の短期間で構築した。このシステムは将来のより効率的な電力網の基盤になり、SCEが保有する配電網の負荷軽減のために使用される。SCEは配電網の安定化を迅速に実現し、顧客の満足度を高める。
 カリフォルニア州は太陽光発電をはじめ再生可能エネルギーによる発電が増加している。州は2020年までに再生可能エネルギーの33%以上の導入を義務付け、現在、2030年までに50%以上を検討している。一方、再生可能エネルギーは天候の影響を受け、特に太陽光発電は晴れた昼間しか発電できないため発電量の差が生じる課題がある。
 大型蓄電システムはこうした問題を解決して配電網を安定化させられる。NECグループは社会ソリューション事業を世界規模で推進し、SCEへの大型蓄電システム納入もその一環となる。NECエナジーソリューションズは、NECが中国企業から買収して2014年4月に事業を始めた。 電力会社や企業向けに蓄電システム事業を展開している。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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