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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、山口県岩国市から都市環境プラントを受注、エネルギーを有効活用

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.08 【情報源】企業/2015.07.06 発表

 JFEエンジニアリングは、山口県岩国市から都市環境プラントを受注した。可燃ごみ焼却施設の設計・施工と、施設の運営を一括して請け負う。エネルギーを有効に活用するための仕組みを取り入れる。「岩国市ごみ焼却施設整備運営事業」の総合評価一般競争で災害に強い施設を提案し、これまでの実績や技術力と併せて認められた。
 1日80tの処理能力がある「ストーカ式」の焼却炉を2炉造って20年間運営する。ストーカ式は、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で対象物を突き上げて移動させながら燃焼させる方法で、一般的な処理方式だ。工期は7月から2019年3月までで、同年4月から2039年3月まで運営する。279億4000万円(税別)で受注した。
 施設では発電して余剰電力を売電するとともに、廃熱回収での余熱を隣接する温水利用型の健康運動施設などに利用し、エネルギーを有効に活用する。防災面では、大規模災害時に焼却炉を早期稼動するための燃料や用水、一定期間の避難生活に必要な防災用品を備蓄する。建設の際に発生する掘削土は、津波から施設を守る盛土に使う。
 建設にあたっては、高さ制限を遵守する最適な工法を採用した。運営面は、JFEエンジ横浜本社のプラント遠隔監視最適操業支援システムを使って24時間体制でバックアップする。こうした提案が岩国市に評価されて受注した。同市は、既存のごみ焼却施設が老朽化して処理能力が低下していることから、新たな施設を設けることにした。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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