岡村製作所、ショーケースナビシステムの新製品発売、店舗全体の省エネを実現

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.07.07 【情報源】企業／2015.07.01 発表

　岡村製作所は、ショーケースナビゲーションシステムの新製品「OSCOM Qlus（オスコム クラス）」を7月に発売する。スーパーマーケットやコンビニエンスストアの冷凍冷蔵ショーケースの効率運用を可能にすることに加え、空調、照明、冷凍機なども含めて店舗全体の省エネを実現する。電気料金の上昇を抑える自動制御機能も備える。
　オスコム クラスは初代の「OSCOM（オスコム）」以来3代目となり、刷新した画面デザインでの簡単なタッチパネル操作や、さまざまな省エネ機能を盛り込んだ。冷凍冷蔵ショーケースだけでなく、店内の空調や照明、冷凍機などもオスコム クラスに接続することで制御できる。これらの各設備を連携して最適に制御し、消費電力の抑制を図る。
　消費電力が契約電力を超えないように各設備の運転を自動制御する「デマンド制御機能」を搭載し、電気料金を低減する。デマンドは30分間の平均電力使用量を指し、店舗全体の電力使用をバランス良くコントロールする。各店舗の設備状況や機器の設定は本部からインターネットで管理でき、設定を変えられる。使用電力状況も分かる。
　ショーケースそれぞれに対して温度や運転の設定ができる。用途によるグループ化や夜間、休日、季節に応じたタイマー設定、庫内のLED（発光ダイオード）照明の調光設定など、さまざまな状況に柔軟に対応する。画面は直感的に操作する方法に改めた。初年度に3億円の販売を目標に掲げ、省エネと省力化を図る店舗づくりを支援する。【(株)岡村製作所】