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環境ニュース[国内]

日立製作所、太陽光発電用パワーコンディショナーで中規模システム向けモデルを発売

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.02 【情報源】企業/2015.06.29 発表

 日立製作所は、太陽光発電用パワーコンディショナー(電流変換器)「HIVERTER-NP203i」で中規模システム向けの300kWモデルを追加して7月1日に発売する。市場の拡大に伴って製品ラインアップを強化する。日照量が少ない場合でもより多くの電力の出力を可能にする回路構成を採用した。97.5%の電力変換最高効率を実現する。
 商業施設、工場、学校の屋根や遊休地を有効利用する中規模の太陽光発電システムの普及が進んでいることを受けた。メガソーラー(大規模太陽光発電所)用に展開している500kW・660kWモデルに加えて新たに投入する。パワーコンディショナーは、太陽電池モジュールで発生した直流の電気を家庭用の電気機器で使える交流に変換する。
 販売する300kWモデルは、日照量の変化に合わせて電力の出力がピークになるポイントで運転する独自のMPPT(最大電力追従運転)制御を装備する。さらにモジュールの出力電圧を昇圧する回路「チョッパ(直流−直流変換)」を設けた。変動する直流電圧を安定した直流電圧にしてパワーコンディショナーの運転範囲を広げる。
 チョッパ回路によって、朝夕の時間帯や曇りの日など日照量が少なく出力電圧が低い領域でも、直流を交流にする動作が可能になり、多くの電力が出力できる。本体と集電ラック、高圧盤、専用変圧器を一体にした屋外用パッケージシステムを提供して施工性を高める。定期点検、障害復旧といった保守サービスを20年間、提供する。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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