一般財団法人環境イノベーション情報機構
ソーラーフロンティア、共同投資会社を通じて九州で5カ所のメガソーラー建設
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.06.19 【情報源】企業/2015.06.17 発表
昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、日本政策投資銀行(DBJ)と共同出資する投資会社、SFソーラーパワーを通じ、九州地区で5カ所の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を始めた。出力は合わせて9MW(9000kW)となり、11月ごろから稼働し、発電電力全量を九州電力に売電する。建設する5カ所は、恒見第1、恒見第2、恒見第3(いずれも北九州市門司区)と東串良(鹿児島県東串良町)、西都(宮崎県西都市)の各発電所で、それぞれ2.5MW(2500kW)、2.5MW(2500kW)、1MW(1000kW)、2MW(2000kW)、1MW(1000kW)の出力がある。11月以降に順次完成し、発電を始める。九州地区内の地権者の土地に設ける。
各メガソーラーは、ソーラーフロンティアの国富工場(宮崎県国富町)で生産する独自のCIS薄膜太陽電池を使用する。加えて、ソーラーフロンティアが保有する太陽電池生産・販売・太陽光発電所建設から売電事業までの一貫サービス体制を活用し、専門チームが保守・管理を手掛け、運転開始後も付加価値の高いサービスを提供する。
SFソーラーパワーは2013年の設立で、アジアの空港で最大規模となる関西空港内の太陽光発電所(11.6MW=1万1600kW)や、サントリーグループの工場(4.4MW=4400kW)など、全国で太陽光発電プロジェクトを手掛けている。ソーラーフロンティアは今回の九州地区の案件を含む国内事業の経験を生かし、海外でも販売活動を推進する。【ソーラーフロンティア(株)】