一般財団法人環境イノベーション情報機構
アサヒグループホールディングス、「エコライフ」調査で重視するのは「節電」
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.06.19 【情報源】企業/2015.06.15 発表
アサヒビールを中核とするアサヒグループホールディングスのお客様生活文化研究所は、「エコライフ」に関する意識調査を実施した。環境対策に関して家庭で最も重視しているのは「節電」で、「再利用(リサイクル)」「家庭ごみの処分」の順だった。実践している節電・省エネは家庭内が「こまめに消す」、外出・買い物時は「マイバッグ持参」が最多となった。調査は5月27日〜6月2日に全国の20歳以上にインターネットで行い、1820人が答えた。家庭で最も重視する環境対策の節電は66.3%と圧倒的に多く、再利用(リサイクル)は13.2%、家庭ごみの処分は8.6%で、「節水」8.1%、「節ガス」1.7%と続いた。ただ過去の同調査と比べると節電は2012年以降減少傾向にあり、2011年の東日本大震災以降初めて70%を切った。
節電・省エネ対策(複数回答)は家庭内で「部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す」74.7%に次いで「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない」の62.8%だった。外出・買い物時は「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」77.8%、「詰め替えるタイプの商品を購入している」が69.7%となった。
「環境保全・エコ」「家計・節約」「健康・安全」各意識の中で消費行動を左右する要因を聞いたところ、家計・節約が最多の48.2%となり、健康・安全が29.0%、環境保全・エコは3.9%だった。まず自らの家庭の経済や健康を考え、その次の段階で環境保全に結び付くという考えが主流になっている。同研究所は「健全な家庭があってのエコと言える」と分析している。【アサヒグループホールディングス(株)】