一般財団法人環境イノベーション情報機構
TOTO、環境省「JAPAN Water Style」に賛同、「グローバル環境ビジョン」実現
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2015.06.18 【情報源】企業/2015.06.15 発表
TOTOは、環境省が提案する日本の水循環を官民が連携して支える施策「JAPAN Water Style(ジャパン・ウオーター・スタイル)」に賛同する。企業や自治体が水に関する商品・サービスを通じた「ウオーター・スタイル」を提案する仕組みで、TOTOは同プロジェクトを通して自社が推進する「TOTOグローバル環境ビジョン」の実現に取り組む。ジャパン・ウオーター・スタイルは日本の優れた水循環を「守り育て、贈り使い、大切に還す」の3つのキーワードで表して支えるプロジェクトで、6月に始まった。TOTOは水に関わる事業を展開していることから趣旨に賛同した。TOTOグローバル環境ビジョンは2014年に策定し、それまでの環境目標に、水資源の保全(水を大切に)を新たに加えた。
TOTOグローバル環境ビジョンは「水を大切に」「温暖化を防ぐ」「資源を大切に」「地球を汚さない」「生物多様性を守る」「地域社会のために」の6つのテーマで、グループが事業を通して環境に貢献することを定めている。「水を大切に」では、節水技術の進化や節水商品の普及を進めることで、水環境の保全に努める。
TOTOは、グローバル環境ビジョンの達成に向け、2017年度までの環境目標を設定している。節水商品の投入によって、1990年の商品を普及し続けた場合と比べ、水使用量を13億m3削減する。2014年度は10.8億m3の目標に対して11億m3だった。さらに、洗浄水量4.8L以下の節水型便器の出荷率で国内70%(2014年度72%)・海外80%(同54%)を目指す。【TOTO(株)】