一般財団法人環境イノベーション情報機構
イオン、中国・蘇州に「イオンモール蘇州園区湖東」開店、各種の環境設備を導入
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.05.27 【情報源】企業/2015.05.20 発表
イオン傘下でショッピングモール開発・運営のイオンモールは、中国・蘇州に「イオンモール蘇州園区湖東」を5月29日に開店する。2種類の太陽光パネルやLED(発光ダイオード)照明など各種の環境設備を導入してCO2排出の削減を図る。「イオンふるさとの森作り」植樹祭を5月9日に開き、同市に自生する木を中心に約3000本を植えた。イオンの他の店舗と同じように「人と環境に配慮したモール」を目指した。太陽光パネルは温水と発電の2種類となり、温水パネルは屋上に109枚、約210m2取り付けた。1日最大15m3が供給でき、フードコートなどで利用する。発電用パネルは建物南東部の外壁面に約400m2設置した。43kWの出力があり、建物内の照明用電力などに使用する。
共有部の照明と外部サインを全てLEDにしたほか、入居する専門店も積極的にLEDを使用して消費電力を削減する。空調の熱源は弾力的に運転して効率化を図る。環境保全の取り組みを紹介するインフォメーションも設置し、来店者に対して環境啓発活動を行う。植樹祭では700人の地域住民とともに「金葉女貞」「紅葉石楠」などの樹木を植えた。
イオンモール蘇州園区湖東は地上4階、地下1階建て約21万8000m2の延べ床面積がある。核店舗のスーパー「イオン蘇州園区湖東店」をはじめ約220店の専門店が入る。土地と建物を自社で所有する出店は中国で初めてだ。同国では2008年11月開店の北京を皮切りに、天津、蘇州、武漢で計6カ所を展開し、今回が7カ所目、蘇州で2店目となる。【イオン株式会社】