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環境ニュース[国内]

三菱重工、洋上風力発電設備の合弁会社が英国プロジェクト向けに設備116基を受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.05.22 【情報源】企業/2015.05.19 発表

 三菱重工業とデンマークの風力発電機メーカー、ヴェスタスとの洋上風力発電設備専業の合弁会社、MHIヴェスタスは、出力3450kWの洋上風力発電設備「V112-3.45」116基を受注した。欧州最大級のエネルギー企業、E.ON(エーオン)が英国で進める洋上プロジェクト向けで、総出力は40万kWに達する。これまでで最大規模の受注案件となる。
 同プロジェクト「ランピオン洋上ウインドファーム」は、英国イングランド南東部に位置するサセックス州沿岸から13km沖合に立地する。同国政府が主導して行っている大規模洋上風力発電プロジェクトの1つだ。運転開始後は、同国の29万世帯が必要とする電力を供給すると同時に、年間60万tのCO2排出削減効果が見込まれている。
 MHIヴェスタスが供給するV112-3.45は、自社が保有する出力3300kWの洋上風力発電設備「V112-3.3」を改良・増強し、このプロジェクトに最適化した。2017年に据え付けを始め、2018年に試運転を完了する。MHIヴェスタスと、前身のヴェスタスの20年を超える歴史の中で最も規模が大きいプロジェクトとなる。設備と併せて保守サービス契約も締結した。
 MHIヴェスタスはこの2年、エーオンと英国の総出力21万9000kWと、スウェーデンの同4万8000kWのプロジェクトに関わってきた。両プロジェクトで発電設備の性能を証明したことが、今回のV112-3.45の受注につながった。エーオンは、「最適化されたV112-3.45と柔軟な保守サービスが高効率な運転を可能にして発電コストを低減する」などと期待を寄せる。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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