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環境ニュース[国内]

帝人、甲子園球場で回収したプラスチックカップ原料のビアカップホルダーを開発

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.05.21 【情報源】企業/2015.05.18 発表

 帝人は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で回収したポリエステル製のプラスチックカップを原料にしたビアカップホルダーを開発した。リサイクル商品の記念グッズとして、5、6月に同球場で実施するキャンペーンイベントなどで配布する。帝人が同球場と2014年5月に結んだ「エコスポンサー契約」の施策の一環で作った。
 ビアカップホルダーはビールのカップに装着して使い、取っ手を付けて持ちやすくしている。開発したリサイクル商品のビアカップホルダーは、帝人の特殊ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にリサイクルポリエステル樹脂を混ぜて成形した。リサイクルポリエステル樹脂は、回収カップを帝人のリサイクル技術で再生してチップにした。
 石油を原料にするポリエステルと比べて、リサイクルによる工程のほうがCO2排出量を大幅に削減できる。帝人と甲子園球場はプラスチックカップリサイクルの一層の推進を目的に、リサイクル繊維を使用したグッズ開発を積極的に進めている。今回、新たに樹脂製品の開発を始め、リサイクルポリエステルを使ったビアカップホルダーを作った。
 ビアカップホルダーには、阪神球団創設80周年記念の写真や選手の名前が入ったデザインなどがある。5月19日〜6月28日に甲子園球場内でアルコール商品を販売する際に配布するスクラッチカードで「アタリ」が出るとプレゼントする。6月6、7日に同球場外周に設置するビアガーデン会場では、両日ともアルコール商品を購入した先着3000人に贈る。【帝人(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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