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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、米国最大の天然ガスだきGTCC発電所のタービン受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.05.20 【情報源】企業/2015.05.15 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、米国最大となる天然ガスだきガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電所向けのガスタービン3基を受注した。運転開始後の長期保守も行う。同国有数のエネルギー企業であるドミニオン傘下の電力会社、VEPCOが発注した。2018年末に運転を始める。
 MHPSの米国拠点、MHPSAを通じて受注した。ガスタービンは3基とも、世界最高水準の高効率で運転できる「M501J形」で、GTCC発電設備の中核機器を担う。米国バージニア州南部のグリーンズビル郡に建設されるグリーンズビルカウンティ発電所で使われる。発電所は160万kWの出力があり、40万を超える世帯に電力を供給して地域の電力需要に応える。
 GTCC発電はガスタービンで発電した後、その排熱を利用して蒸気タービンでも発電する。化石燃料を使用する発電方法で最もクリーンで効率が高く、省エネとCO2排出量の削減を実現する。このGTCC発電設備はガスタービン3基と蒸気タービン1基、発電機などで構成し、MHPSは、米国生産拠点のサバンナ工場(ジョージア州)でM501J形を製作して供給する。
 M501J形は60Hz機で、2009年の市場投入以来、国内外で受注を拡大している。M501J形と50Hz機「M701J形」を合わせたJ形の累計受注は36基(うち北米向け6基)にのぼり、17基は営業運転を始めている。今回、性能と信頼性、運転実績が高く評価された。MHPSは2011、2012年にもVEPCOからガスタービンを受注している。今後も世界で受注活動を推進する。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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