一般財団法人環境イノベーション情報機構
ソーラーフロンティア、欧州子会社などが英国で100MW規模の太陽光発電所開発
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.05.15 【情報源】企業/2015.05.13 発表
ソーラーフロンティア・ヨーロッパは、ドイツの再生可能エネルギープロジェクト開発専門会社のNEWとともに、英国で最大100MW(10万kW)規模の太陽光発電所を開発する。同社は昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアの欧州子会社で、NEWと契約を結んだ。ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を使用する。最初の案件は7-9月に着工する。敷地や電力系統との接続を既に確保し、売却について投資家と協議している。ソーラーフロンティアとNEWは2014年に英国でCIS薄膜太陽電池による大規模太陽光発電所を開発し、運転を始めた。同国の気候条件でCIS薄膜太陽電池の優位性とシステム最適化を実現した実績を基に、今回の共同開発が決まった。
ソーラーフロンティアは長期的な成長戦略で海外展開を進め、欧州でも住宅用、産業用、公共用の各市場で幅広く販売している。今回のNEWとの共同開発推進を通し、有力市場の1つに位置付ける英国で、CIS薄膜太陽電池を使ったソリューションの拡大につなげる。これまで日本で展開してきたCIS薄膜太陽電池の一括サービスを同国で提供する。
ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、英国のような日照時間の短い高緯度地域でも一般的なモジュールと比べて高い実発電量が期待できるという。NEWは「ソーラーフロンティアと再び協働することで、高品質・高性能・低リスクの太陽光発電所の開発が可能になる。英国の機関投資家からさらなる信頼が寄せられる」などとしている。【ソーラーフロンティア(株)】