一般財団法人環境イノベーション情報機構
三菱電機、グループ「第8次環境計画」策定、CO2以外の温室効果ガス削減も推進
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.04.27 【情報源】企業/2015.04.23 発表
三菱電機は、グループ「第8次環境計画」を策定した。創立100周年の2021年を目標にする「環境ビジョン2021」実現に向けた、2015〜2017年度の活動計画となる。エネルギー起源のCO2に加え、CO2以外の温室効果ガスを合わせた削減推進を盛り込んだ。温室効果ガス合計でCO2換算の年間排出量を基準年度の264万tから2017年度には137万t以下に抑制する。CO2以外の温室効果ガスは、京都議定書で削減対象になっているSF6(六フッ化硫黄)、PFC(パーフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)を指す。それぞれ、絶縁開閉装置などに使う電気絶縁ガス、半導体・液晶などのエッチングガス、エアコン・冷蔵庫の冷媒で、事業拡大に伴うこれらの増加分を相殺するため、削減活動を進める。
CO2換算の年間排出量の基準年度は、エネルギー起源CO2が本社1990年、国内関係会社2000年、海外2005年で、CO2以外は本社と国内が2000年、海外2005年とする。製品使用時のCO2排出量では、省エネ性能向上で2000年度と比べ平均35%削減し、削減貢献量を9200万t以上にする。「第7次環境計画」(2012〜2014年度)は34%削減、7000万tを見込んでいる。
最終処分量に関しては本社と国内関係会社で0.1%未満を維持し、海外は0.5%未満に半減する。製品の小型・軽量化で資源投入量を2000年度比で平均40%削減する。第7次環境計画では39%削減の見通しだ。このほか「みつびしでんき野外教室」「里山保全プロジェクト」を継続して開き、2017年度に累計参加者1万人増の3万人以上を目指す。【三菱電機(株)】