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環境ニュース[国内]

東芝、電子ペーパーを搭載した電子機器の省電力を実現する表示制御技術を開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.04.22 【情報源】企業/2015.04.17 発表

 東芝は、電子ペーパーを搭載した情報機器の省電力を実現する表示制御技術を開発した。タブレット型端末の試作機に適用したところ、表示を切り替える際の電力を最大で49%削減できた。今後、電子ペーパー以外の省電力ディスプレーなどにこの制御技術を活用するなど研究開発を進め、超低消費電力の技術基盤確立を目指す。
 タブレット端末をはじめバッテリーで動作する情報機器は、バッテリーの駆動時間の短さが課題だ。東芝は情報機器の使用時に基幹装置を積極的に省電力モードに移行する制御技術を開発し、今回この技術を画面表示の切り替え時以外では電力を使わない不揮発性電子ペーパーを採用したタブレット型端末に適用した。
 不揮発性電子ペーパーは、従来の液晶ディスプレーと比べて表示の切り替え処理に時間がかかり消費電力が大きくなる問題があり、画面操作の表示切り替えの省電力化が求められている。新開発した技術は、表示切り替えが遅くなる要因になっていた処理同士の衝突を取り除くとともに、表示切り替え処理を限られた部分で行う。
 これによって表示の切り替え処理の時間を短縮し、消費電力を抑える。新開発の技術と、基幹装置を省電力モードに積極的に移行する制御技術を併せて仕様することで、利用者が情報機器で表示された画面を見ている時と、画面表示を切り替える時の両方で省電力化が可能になり、バッテリーの駆動時間を長くすることができる。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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