一般財団法人環境イノベーション情報機構
コカ・コーラシステム、2020年の環境目標を策定、CO2排出を2010年比25%削減
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.04.15 【情報源】企業/2015.04.13 発表
日本コカ・コーラと全国の清涼飲料水製造・販売のボトリング7社などで構成するコカ・コーラシステムは、環境サステナビリティー(持続可能性)活動の新たな指標として2020年環境目標を策定した。エネルギー削減・温暖化防止では製品ライフサイクルの中でのCO2排出量を2010年比で25%削減する。重点分野に新しく持続可能な農業を加えた。コカ・コーラシステムはこれまで、エネルギー削減・温暖化防止、環境に配慮した容器、水資源保護を重点分野に位置付けて2015年目標に取り組んできた。今回この3分野で新たな目標を定めるとともに、持続可能な農業を追加した。エネルギー削減・温暖化防止は、製品の原材料、容器、製造、配送から販売(自動販売機)まで対象範囲を広げた。
CO2排出量の2010年比25%削減と併せ、国内に設置されている全自販機をノンフロンにして温暖化係数の低い自然冷媒を採用する。新分野の持続可能な農業では、飲料や容器の原材料になる主要な農産物を100%持続可能な供給源から調達することを目指す。茶、コーヒー豆、酪農製品に重点を置き、独自の認証に適応する原材料の調達を推進する。
環境に配慮した容器は、軽量化、空容器の回収・リサイクルに加え、PETボトル製品で植物由来原料のPETやリサイクルPETといった持続可能素材のボトルを採用する。水資源保護については、使用効率改善、再利用と排水管理の徹底、かん養を通じ、製品に使った量と同じ量の水を自然に還元する「ウォーター・ニュートラリティー」を目標にした。【コカ・コーラシステム】