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環境ニュース[国内]

日立製作所、インドで病院の省エネ実証事業に参画、実証前調査の委託先に採択

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.04.02 【情報源】企業/2015.03.30 発表

 日立製作所は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がインドで実施する病院の省エネ「ICT(情報通信技術)活用型グリーンホスピタル実証事業」に参画する。インド法人の日立インドとともに実証前調査の委託先に採択された。病院のIT(情報技術)システム環境を整備することなどでエネルギー使用状況を「見える化」する。
 実証事業の目的は病院のエネルギー利用を最適化して省エネ化を図ることだ。ITシステムを整えて高効率なシステム・設備に更新し、病院全体のエネルギー状況を把握・可視化する。4〜10月に実証内容を確認する実証前調査を行い、事業化評価の後、約2年間の実証実施を目指す。インド最大の国立医科大学、AIIMSでの実証を想定して調査する。
 実証事業は、省エネを実現する高効率な設備の導入・更新、省エネ性に優れるデータセンター構築、設備の最適運転による省エネ効果の最大化を予定し、実証前調査で詳細な計画を策定する。高効率の設備は、電力使用のピークシフトや予備電源に使われるディーゼル発電機の燃料削減のため、太陽光発電システムや蓄電池、高効率空調などを入れる。
 電力供給が不安定でも病院運営が可能なように電力を供給すると同時に、病院全体のエネルギーを管理・制御して使用量を抑える。データセンターは医療データを効率的に運用・管理しながらITシステムの消費電力を削減する。設備の最適運転では、ITシステムからの情報とエネルギー管理システムを連携させ、エネルギー使用量を予測して運転する。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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