一般財団法人環境イノベーション情報機構
有害廃棄物等の輸出18万35トン 平成26年の有害廃棄物輸出入状況
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.04.01 【情報源】環境省/2015.03.31 発表
環境省と経済産業省は、平成26年1月から12月までの「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律(バーゼル法)」の施行状況をとりまとめ、発表した。バーゼル法は1992年5月に発効した「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」に基づいた国内法で、特定有害廃棄物等の輸出入の許可、運搬、処分の規制に関する措置などを定めている。
バーゼル法に規定する手続を経て、実際に輸出された特定有害廃棄物等は1,098件で、総量は180,035トン(前年:200,307トン)、品目は、鉛スクラップ(鉛蓄電池)、石炭灰、鉛灰等であり、いずれも金属回収を目的とするものであった。
一方、実際に輸入された特定有害廃棄物等は516件で、総量は29,904トン(前年:32,222トン)で、品目は、電子部品スクラップ、貴金属含有スラッジ、電池スクラップ(ニッケルカドミウム、ニッケル水素、リチウムイオン)等であり、金属回収など再生利用を目的とするもであった。【環境省】【経済産業省】