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環境ニュース[国内]

川崎重工、滋賀県草津市からごみ処理施設の設計・建設を受注、発電設備も設置

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.04.01 【情報源】企業/2015.03.26 発表

 川崎重工業は、滋賀県草津市からごみ処理施設「草津市立クリーンセンター」の設計・建設を受注した。既存の施設を置き換える更新整備工事で、独自の焼却炉と高度な排ガス処理で環境負荷を低減する。高温高圧のボイラーと蒸気タービンを組み合わせた発電設備も設置する。完成は2018年3月を予定している。107億9568万円で契約した。
 川崎重工が手掛けて1977年に稼働した既存施設が老朽化したため、新たに施設を造って移行する。ごみ焼却施設リサイクル施設を備える。ごみ焼却施設は1日(24時間)63.5tを処理する焼却炉2炉で、計127tの処理能力を見込む。少ない空気量で完全燃焼してエネルギーロスを低減し、同時に排ガス処理装置が小型化できる独自システムを採用する。
 独自システムは「カワサキ・アドバンストストーカ」には、ろ過式集じん器、排ガス再循環システムなど高度な排ガス処理システムを設置し、環境負荷を抑える。リサイクル施設は、粗大ごみ資源ごみを受け入れて破砕した後、鉄やアルミなどと可燃物に分別する。鉄やアルミなどは再資源化され、可燃物はごみ焼却施設で処理する。
 リサイクル施設は1日13.6tが処理できる。内訳は各5時間当たりで、粗大・不燃ごみ4.5t、瓶4.0t、缶1.3t、陶器・ガラス3.8tとなる。発電設備は2900kWの最大出力があり、施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電する。建設地が里山に隣接していることから周辺との共生を重視したデザインにし、施設の外観と周囲の緑地帯との調和を図る。【川崎重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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