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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、インドの超臨界圧火力発電所向け制御システム受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.26 【情報源】企業/2015.03.20 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、インドで建設中の超臨界圧石炭火力発電所の2つの号機向けに制御システム2セットを受注した。タービン制御、ボイラー制御とプラント全体制御の各システムだ。高い効率で発電できる超臨界圧設備を最適に制御して性能を最大に引き出す。
 インド北西部に位置するラジャスタン州の州都ジャイプールの南南西約300kmに、ラジャスタン州電力会社が設けるチャブラ発電所がある。各システムは同発電所の5、6号機に納入する。5、6号機とも66万kWの出力がある。設備を構成する超臨界圧ボイラーと蒸気タービン各2基は、MHPSと同国建設・重機最大手のラーセン・アンド・トウブロの合弁2社を通して2013年に受注している。
 今回受注したのはMHPSの「DIASYS」と呼ぶ分散型の制御システムで、30年以上にわたる火力発電所の制御監視のノウハウと専門技術を集めている。信頼性の高さやオンライン保守による高い稼働率の維持などが評価され、これまで世界58カ国・1650以上のプロジェクトに納入した。システムの特性とMHPS製での一括取りまとめが認められて受注した。
 超臨界圧は、水の臨界点を超える高温・高圧で運転することで効率的に発電する方法で、燃料使用量とCO2排出量を抑えることができる。MHPSはこの受注を弾みに、今後も高効率の石炭火力発電設備と、その性能を最大限に発揮する制御システムの受注活動を積極的に進める。これにより各国・地域の安定的な電力供給と、CO2排出抑制など環境改善を図る。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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