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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、傘下がエチオピアで小水力発電を実施、UNIDOと契約締結

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.26 【情報源】企業/2015.03.23 発表

 日本アジアグループ傘下で小水力発電システムのシーベルインターナショナルは、エチオピアで小水力発電プロジェクトを実施する。国連工業開発機構(UNIDO)のアフリカ支援プロジェクトのプログラムの1つに採用され、正式契約を結んだ。シーベルが持つ超低落差型マイクロ水力発電技術「スモールハイドロストリーム」を導入する。
 小水力発電プロジェクトは、エチオピア中央部に位置するオロミア州の、ファンターレ郡にある無電化村の約200世帯と無電化学校への電力供給を目的にしている。同郡の農業用水路に定格発電出力約20kWのシステムを1ユニット導入する。落差が小さい水路にも設置・発電できるスモールハイドロストリームの技術がUNIDOに認められた。
 4月に取り付けを終え、日本政府、エチオピア政府と国連の設置完了セレモニーを開く。スモールハイドロストリームは流水式の小水力発電システムで、落差3m以下の水路に最適化している。従来の水力発電で難しい低落差の農業用水路や上下水道工場排水に対応し、水路を改変する必要もない。標準化とユニット化でコストを抑えた。
 シーベルは新興国のインフラ整備に役立つ重要プロジェクトとして積極的に推進するとともに、これを弾みに国内外でスモールハイドロストリームの販売活動を進め、事業拡大を図る。こまでもUNIDOのプロジェクトでインドに2013、2014年にシステムを設置したほか、アジア、アフリカで温暖化対策などさまざまな事業に参画している。【日本アジアグループ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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