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環境ニュース[国内]

川崎重工、ごみ処理施設を大阪府高槻市から受注、高度な処理で環境負荷を低減

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.03.23 【情報源】企業/2015.03.19 発表

 川崎重工業は、ごみ処理施設の建設を大阪府高槻市から受注した。既存施設「高槻クリーンセンター」を建て替える。独自の「ストーカ式」焼却炉を採用して高度な排ガス処理で環境負荷を低減する。高温高圧のボイラーと蒸気タービンを組み合わせた発電設備も設ける。2019年3月の完成を予定している。130億6800万円で契約した。
 高槻クリーンセンターは1980年6月に稼働開始した第1工場と、1995年9月に稼働した第2工場で焼却処理している。第1工場の老朽化が進んでいるため、設備を更新する。一般競争入札の結果、川崎重工と西松建設の共同企業体が受注した。1日あたり150tを処理するごみ焼却施設と、5時間で24tの能力がある破砕・選別の前処理施設で構成する。
 ごみ焼却施設は、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で対象物を突き上げて移動させながら燃焼させるストーカ式で、少ない空気量で完全燃焼できる独自の焼却炉を採用した。排ガス再循環システムによる排ガス量低減や、ろ過式集じん器、排ガス洗浄装置、触媒脱硝装置を組み合わせた高度な排ガス処理を行い、環境負荷を抑える。
 発電設備は4300kWの出力があり、18%以上の高効率で発電する。川崎重工は高槻クリーンセンターの第2工場を手掛けていて、今回、価格に加えて実績が評価されて受注につながった。これまで国内外で169カ所にごみ焼却施設を納入した。ストーカ式焼却炉をはじめ各種の廃棄物処理技術を持ち、今後も技術開発と販売活動を積極的に進める。【川崎重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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