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環境ニュース[国内]

東芝、ベトナムの石炭火力発電所向け蒸気タービンと発電機を住友商事から受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.19 【情報源】企業/2015.03.16 発表

 東芝は、ベトナムに新設される石炭火力発電所向けの蒸気タービンと発電機を住友商事から受注した。住友商事は、発電所を造るベトナム国営電力、ベトナム・エレクトリシティーの発電子会社と土木据え付け込みの設計・調達・建設(EPC)を一括契約している。効率が高い超臨界タービンとタービン発電機で、高まる電力需要に応える。
 ベトナム南部のチャビン州ズエンハイ地区に計画されている「ズエンハイ3拡張石炭火力発電所」向けで、東芝は発電容量688MW(68万8000kW)の設備を受注した。2016年末に納入し、2018年夏の運転開始を予定している。超臨界は、水の臨界点より高温・高圧にした状態で効率的に発電する方法を指し、燃料使用量とCO2排出量が抑えられる。
 ベトナムは経済成長を背景に電力需要の拡大が見込まれる。中でも南部では電力需要がひっ迫しているため、政府は緊急案件で優先的に電源の開発を推進している。ズエンハイ3拡張石炭火力発電所もその1つだ。東芝はベトナムの大型石炭火力発電所向けの発電設備で多くの供給実績があり、今回、実績と技術力、機器信頼性が評価された。
 東芝は今後も超臨界石炭火力や、ガスタービンで発電した後にその排熱で蒸気タービンも回すガスタービン・コンバインドサイクルなどの技術で世界最高水準の発電効率を目指す。併せてベトナムをはじめ電力需要増が予想される新興国で活動を強化して安定した電力供給を後押しする。ベトナムは現在、発電容量の半分を水力に依存している。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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