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環境ニュース[国内]

栃木県 消化ガス発電開始 県央浄化センター

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.11 【情報源】地方自治体/2015.01.21 発表

 栃木県は、下水の処理過程で発生するメタンガスなどを使って発電する消化ガス発電を、上三川町の鬼怒川上流流域下水道県央浄化センターで2月1日から始めた。
 下水処理場では、下水汚泥を減量化するため、消化(発酵)処理を行っている。その過程で発生する消化ガスは、再生可能エネルギーに位置づけられている。
 同センターの消化ガス発電事業は、下水処理場の新設発電設備としては、全国で初めて固定価格買い取り制度の設備認定を受け、2012年度から整備を進めてきた。
 同事業は、下水処理で発生する年間130万m3のメタンガスなどから水素を取り出し、それを燃料電池の燃料にして発電する。年間発電電力量は約250万kWh。事業費は約4億4000万円。
 発電事業は、固定価格買い取り期間が満了する2035年1月までを予定している。発電した電力は全量売電する。県都市整備課は、県央浄化センターの維持管理費の削減や下水処理での環境負荷の低減につながるとしている。県土整備部都市整備課 TEL:028-623-2506【栃木県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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