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環境ニュース[国内]

積水ハウス、宮城県東松島市で市とマイクログリッドによるスマートタウン整備

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.10 【情報源】企業/2015.03.06 発表

 積水ハウスは、宮城県東松島市で同市とマイクログリッド(小規模電力網)によるスマートタウン(環境配慮型の街)「東松島スマート防災エコタウン」を整備する。8月の入居を目指す。太陽光発電設備、大型蓄電池、非常用バイオディーゼル発電機を備え、災害公営住宅計85戸と、周辺の病院、公共施設で敷地を越えてエネルギーを相互に融通する。
 東松島市が事業主となり、積水ハウスが建物の設計・施工を手掛ける。住宅用地は約1.6haで、一戸建て住宅70戸と15戸の集合住宅を建てる。計画人口は247人だ。太陽光発電は集合住宅、集会場の屋根を含めて出力計470kWで、蓄電池の容量は500kWh、非常用バイオディーゼル発電機は500kWの出力がある。太陽光発電で年間256tのCO2排出量を削減する。
 これらの設備を近隣の病院、公共施設も併せて地域エネルギー管理システム(CEMS)で最適に制御してエネルギーの地産地消を図る。昼間は太陽光発電の電気を使い、余剰分を充電して夜間に使用する。不足する電力は、同市内にあるごみ焼却所や大規模太陽光発電所などの低炭素型電源から既存の電力網で供給する。病院、公共施設とは自営線でつなぐ。
 非常時は蓄電池で太陽光発電を安定させ、バイオディーゼル発電機と組み合わせることで3日間は通常の電力供給ができる。停電が長期間続いても、病院など災害活動の拠点になる施設への最低限の電力を確保する。東松島スマート防災エコタウンはエネルギーの地産地消と防災力向上の先導的な取り組みとなり、モデルとして展開が期待されるという。【積水ハウス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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