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環境ニュース[国内]

JFEスチール、UAEにエネルギー産業向けを中心にした大径溶接鋼管合弁会社設立

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.06 【情報源】企業/2015.03.04 発表

 JFEスチールは、アラブ首長国連邦(UAE)にエネルギー産業向けを中心にした大径溶接鋼管の製造・販売合弁会社を設立する。伊藤忠商事と丸紅が50%ずつ出資する鉄鋼製品輸出入・販売の伊藤忠丸紅鉄鋼と、同国のアブダビ首長国が100%出資する投資事業会社のSENAATが参画する。高い品質の鋼管を現地生産することで地域のニーズに応える。
 新会社は「AL GHARBIA PIPE COMPANY」で、「AL GHARBIA」はアラビア語で西方、西部を意味する。JFEスチールが27%、伊藤忠丸紅鉄鋼が22%、SENAATが51%出資して4月に立ち上げ、2018年10月に生産を始める。3億ドル(約360億円)を投資し、原油・天然ガス輸送向けパイプライン用大径溶接鋼管を製造する。生産能力は年間約24万tだ。
 世界的な原油・天然ガスの生産地域になっている中東の中でも、UAEと周辺のサウジアラビア、バーレーン、クウェート、カタール、オマーンの6カ国で構成するGCC(湾岸協力会議)諸国は、採掘コスト競争力と埋蔵量で世界トップ水準を誇る。今後も堅調な開発・生産が見込まれ、輸送に使うパイプライン用の鋼管の安定した需要が予想される。
 合弁会社は、JFEスチールの技術力と伊藤忠丸紅鉄鋼の販売力、SENAATのアブダビでの存在感を活用して事業を展開する。SENAATはUAE最大級の複合企業で、鉄鋼、石油ガスサービスや建築資材、食品・飲料事業を傘下に持つ。日本とアブダビの協力関係促進につながるため、JFEスチールはこの件で一般財団法人中東協力センターの支援を受ける。【JFEスチール(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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