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環境ニュース[国内]

積水化学、EVと連携するV2Hシステムを搭載のサービス付き高齢者向け住宅発売

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.06 【情報源】企業/2015.03.02 発表

 積水化学工業は、電気自動車(EV)と連携するV2H(ビークル・ツー・ホーム)システムを搭載したサービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメントV to Heim(ブイトゥハイム)」を4月1日に発売する。10kWの太陽光発電システムも標準で装備し、EVの大容量蓄電池と合わせて災害・非常時に共用部で電力が使用できる。業界初という。
 住宅ブランド「セキスイハイム」のスマートハウス(環境配慮型住宅)「スマートハイム」の設備を導入して2014年5月に発売した、サービス付き高齢者向け住宅「進・ハーベストメント」を進化させた。V2HはEV蓄電池の電力を家庭用電力に利用する仕組みを指し、進・ハーベストメントV to HeimはEV用パワーコンディショナー(電流変換器)を備える。
 電力会社からの電力と太陽光発電、EVの3つの電源が有効に活用できる。通常時の日中は、施設長やスタッフの営業活動、生活支援の外出などにEVを利用し、高齢者向け住宅では太陽光発電システムが発電した電力を消費する。夜間はEVをEV用パワーコンディショナーにつないで充電することで翌日は満充電で使え、ガソリンスタンドに行く手間が省ける。
 災害・非常時に電力会社の電力が途絶えても日中は太陽光発電の電力でテレビの災害情報を見たり、EVの充電が可能になり、EVで食材や水、生活用品が調達できる。夜間でも最大約12時間電気が使え、高齢者の精神的な不安を和らげる。EVは日産自動車の「リーフ」と三菱自動車の「アイ・ミーブ」などに対応する。2015年度に20棟の販売を計画している。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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