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環境ニュース[国内]

セイコーインスツル、子会社が「いきもの共生事業所認証」の工場版第1号を取得

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.03.02 【情報源】企業/2015.02.26 発表

 セイコーインスツルの100%子会社で腕時計一貫生産の盛岡セイコー工業は、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が運営する「いきもの共生事業所(ABINC)認証制度」の認証を取得した。同制度の工場版で第一号の認証となる。同社が取り組んできた生物多様性に配慮した緑地づくりが評価された。
 盛岡セイコー工業は岩手県雫石町に立地し、豊かな緑に囲まれた恵まれた自然環境の中にある。「山々と、水と緑と出湯の里『雫石』にふさわしい会社になる」を環境方針に掲げて活動を推進している。企業に生物多様性の保全が求められる中、生物多様性に配慮した緑地にする具体的な取り組みを2012年に始めた。
 伐採木による生物のためのすみかづくりや、樹林での野鳥、ニホンリスの巣箱設置、生物多様性に配慮した草刈りなどの活動を社員とその家族で進めてきた。ABINC認証の評価基準となる「いきもの共生事業所推進ガイドライン」「土地利用通信簿(工場版)」などを基に、社外の専門家の助言を受けながら展開した。
 ABINC認証は、生物多様性保全に先進的・積極的な企業で組織する一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)が開発した同ガイドラインを基準にABINCが評価する。今回が2回目で、工場版ではセイコーインスツルのほか、凸版印刷、JX日鉱日石エネルギー、花王が認証された。【セイコーインスツル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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