一般財団法人環境イノベーション情報機構
ソーラーフロンティア、展開商品のラインアップに蓄電システムを追加、販売開始
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.02.26 【情報源】企業/2015.02.23 発表
昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、展開する商品のラインアップに、専用の住宅エネルギー管理システム(HEMS)を含む蓄電システムを追加し、販売を始めた。これまでの独自のCIS薄膜太陽電池に加え、太陽光発電と併せた便利な電気の使用が提案できるうえ、停電時の安心と安全を提供する。蓄電システムはNEC製の新型「小型蓄電システム」を採用した。家庭での利用に適した7.8kWhの蓄電容量がある。太陽光発電システムで発電した余剰電力や夜間の割安な電力をためて利用することで、節電・節約と快適な生活が両立できる。停電時でも、さまざまな家電機器が使える。業界最長の屋外設置15年の保証サービスも提供する。
蓄電システムの専用HEMSは、NEC製のクラウド型だ。クラウドはインターネットを介してソフト・サービスを提供する仕組みを意味する。HEMSは家庭の部屋ごとに電力消費量を計測し、家全体の電気使用状況をリアルタイムに「見える化」することで、利用者の省エネへの取り組みを支援する。太陽光発電システムの発電状況も見守る。
太陽光発電と組み合わせ、目的に応じて「経済」「グリーン」の運転モードが選択できる。経済モードは余った電気を売って家計をサポートし、グリーンモードは買う電気をさらに減らして節約できる。この蓄電システムは、太陽電池・太陽光発電システムに関する展示会「PV EXPO 2015」(2月25〜27日、東京ビッグサイト)で紹介する。【ソーラーフロンティア(株)】