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環境ニュース[国内]

東芝、豊田通商などと受注したケニア最大の地熱発電所が完成・運転開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.02.24 【情報源】企業/2015.02.20 発表

 東芝が豊田通商、韓国エンジニアリング大手の現代エンジニアリングとともにケニア電力公社から受注した、ケニアのオルカリア地熱発電所が完成し、営業運転を始めた。同地熱発電所はケニア最大の発電容量を誇る。同国のケニヤッタ大統領や現地政府関係者、駐ケニア日本大使らが出席して2月19日に発電所全体の開所式を開いた。
 東芝、豊田通商などが手掛けたのは、オルカリア地熱発電所の1号機と4号機で、それぞれ14万kWの設備容量がある。東芝は1、4号機に7万kWの地熱蒸気タービンと発電機を2セットずつ納入した。1、4号機の容量計28万kWは、ケニアの総発電設備容量の約20%にあたり、1つの企業グループが納入した発電容量でアフリカ最大という。
 オルカリア地熱発電所は首都ナイロビから北西約100kmのオルカリア地域に位置する。1、2、3、4号機があり、設備容量は合わせて54万kWだ。2号機と3号機は三菱商事、三菱重工業や外国の企業が受注し、稼働していた。今回、機器の据え付け、試運転を経て4号機が2014年9月、1号機が2015年1月に運転を始め、全体が完工した。
 ケニアはアフリカ有数の地熱資源国で、水力発電に代わる安定した電源として地熱発電の開発を推進している。国全体の発電容量を現在の166万kWから2030年までに1750万kWに増やす計画を掲げ、多くの新規地熱発電所の建設を計画する。東芝は今後も、電力需要の拡大が見込まれる東アフリカや中東の地熱発電案件に積極的に参画する。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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