一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

JFEエンジ、震災被災地の福島県南相馬市で災害廃棄物の焼却・減容化処理を受託

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.02.23 【情報源】企業/2015.02.19 発表

 JFEエンジニアリングは、2011年3月に発生した東日本大震災被災地の福島県南相馬市で、災害廃棄物の焼却・減容(容積減少)化処理業務を受託した。建設予定地にある既存の工場を解体した後、仮設焼却炉の建設から運転管理、焼却炉解体まで一括して担当する。2016年春に処理を始め、2018年3月までに完了する。
 環境省の福島環境再生事務所が発注した。同省が南相馬市の代行要請を受けて市内の災害廃棄物の焼却・減容化処理を行う。JFEエンジは2014年5月に、同環境再生事務所から同市の対策地域内の災害廃棄物処理を受託している。今回の業務の受託によって同市全体の災害廃棄物処理を手掛けることになった。
 業務は、JFEエンジを代表企業にする日本国土開発との共同企業体で実施する。1日当たり200tの処理能力があるストーカ式の仮設焼却炉を設ける。ストーカ式焼却炉は一般廃棄物焼却炉の主流の仕組みで、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で焼却対象物を突き上げて移動させながら燃焼させる。
 福島県の各地域で災害廃棄物や除染廃棄物(除染作業に伴う草木、枝葉、幹など)の焼却・減容化処理が進められる中、JFEエンジは今回を含む南相馬市の2件のほか、伊達市の除染廃棄物、葛尾村の対策地域廃棄物についても受託している。これまでの3件は仮設焼却炉の建設が順調で、4月ごろから順次運転を始める。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク