一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

旭硝子、ビルなどコンクリート使用の建物に合う、環境対応ガラスで新色を販売

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.02.20 【情報源】企業/2015.02.16 発表

 旭硝子(AGC)は、環境対応型の遮熱低放射複層ガラス「サンバランス」シリーズで、新しい色となるブルーグレーの販売を2月23日に始める。ビルなどのコンクリーを使用する建物に合うカラーを求める声に応えた。断熱、遮熱性能に加えて意匠性を備えるLow-E複層ガラスとして展開し、ビルの省エネを促進する。
 サンバランスシリーズは、2枚のガラスの間に空気の層「中空層」を設けて断熱効果を高め、特殊金属膜のコーティングで遮熱効果を発揮する。ブルーグレーは高遮熱と意匠性の高さが特長で、ほかに高い透過率とクリアな色調の「ピュアクリア」、高い遮熱性能と透明感のある緑色の「アクアグリーン」などがある。
 ブルーグレーは他の色と比べて日射熱取得率が0.29と低い。日射熱取得率は日射侵入率とも言われ、ガラス面に入射する日射を1とした場合の室内に流入する熱量の比率を表す。数値が小さいほど遮熱性能が高い。ピュアクリアは0.55、アクアグリーンは0.40だ。採光性はこの2色より低い反面、冷房負荷を抑えられる。
 建物の省エネ性能向上への要求が高まる一方、冷暖房の空調利用に伴うエネルギー消費量が多いビルでは現在でも1枚ガラスが使われている場合が多く、窓からの熱の流出入の削減が課題になっている。AGCは新色を投入することで、断熱・遮熱性能によってガラスからの熱の出入りを防ぐLow-E複層ガラスの普及を図る。【旭硝子(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク