一般財団法人環境イノベーション情報機構
横浜ゴム、岩手県大槌町で「平成の杜」植樹会を開催、復興支援の一環で4期目
【環境一般 CSR】 【掲載日】2015.02.18 【情報源】企業/2015.02.12 発表
横浜ゴムは、岩手県大槌町で「平成の杜(もり)」と名付けて整備を進める森の植樹会を5月23日に開催する。東日本大震災の復興支援の一環で、同町が復興計画の1つに掲げた「鎮魂の森」づくりを後押しする。2012年に始めてから4期目を迎える。開催までの期間、関連情報を短文投稿サイト「ツイッター」や交流サイト「フェイスブック」で発信する。鎮魂の森づくりは、植物生態学者の宮脇昭・横浜国立大学名誉教授が2011年3月の震災後に提唱した「いのちを守る森の防潮堤」の構想を取り入れた。将来の津波被害軽減を目的に、東北地方の太平洋岸約300kmに防潮林を築く。土台には震災で発生したがれきを使い、処理コスト削減や焼却処理に伴うCO2発生抑制を図る。苗木の発育にも効果がある。
横浜ゴムはこの構想に賛同し、2012年に大槌町でモデル植樹会を開いた。2013年の2期目からはモデルケースの森を平成の杜と命名し、植樹を進めている。既に約300mの土台を構築し、約150mで植樹が完了した。4期目の今回は、残りの150mのうち約90mの区域に木を植える。未植樹の区域は、大槌町の小学校を育樹教育の場に利用する計画だ。
植樹会のほか横浜ゴムは、ドングリ採集や町民への苗木づくり指導、植樹会で使う稲ワラの収集・運搬などの活動も展開している。横浜ゴムグループが2007年に始めた植樹プロジェクト「YOKOHAMA千年の杜」のノウハウを活用した。千年の杜は創業100周年の2017年までに全生産拠点への50万本の植樹を目標にする。2014年12月までに約36万本を植えた。【横浜ゴム(株)】