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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、廃棄物発電を活用したEVごみ収集車による実証試験を川崎市と検討

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.02.13 【情報源】企業/2015.02.10 発表

 JFEエンジニアリングは、廃棄物発電を活用した電気自動車(EV)ごみ収集車による「エネルギー循環型ごみ収集システムの実証試験」を川崎市と検討する。日本で初めてのシステムで、このほど覚書を締結した。JFEエンジがプロジェクトを総括するとともに電池充電・備蓄・交換システムの開発を担当し、川崎市は試験の場を提供する。
 エネルギー循環型の環境に配慮したゴミ収集システムの構築を目的とする。ごみ焼却処理施設で発電した電力を利用して化石燃料を使うことなく、走行中の排ガスがない電気自動車システムを搭載する。ごみ収集車は、いつでも電池が充電できるうえ、複数電池を備蓄することで素早い電池交換が可能だ。運行時の音も静かになる。
 災害時には、EVごみ収集車の交換電池を自治体の災害対策拠点などの非常用電源に活用する。EVごみ収集車は、日産自動車の100%電気トラック「e-NT400テストトラック」をベースにする。e-NT400は、小型トラック「アトラス」をベースにEV「リーフ」のモーター、バッテリーを活用したEVシステムを搭載し、量産化を目指している。
 EVごみ収集車の装備は特殊自動車大手の極東開発工業が手掛ける。このほか、NECと日産が出資する自動車用リチウムイオン電池開発・製造のオートモーティブエナジーサプライや、日産グループで自動車特殊技術のオートワークス京都とも連携し、各社が保有する最新の技術を導入する。実証試験は2015年度内の実施を目指している。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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