一般財団法人環境イノベーション情報機構
JXエネルギー、自社で都内初のFCV向け商用水素ステーションを八王子市に開設
【エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.02.09 【情報源】企業/2015.02.05 発表
JX日鉱日石エネルギーは、自社で都内初の燃料電池車(FCV)向け商用水素ステーション「八王子高倉水素ステーション」を八王子市に2月5日に開設した。2014年12月25日に開いた神奈川県海老名市のサービスステーション(SS)一体型「Dr.Drive(ドクタードライブ)海老名中央店」に続く2号店だ。今年度内に計11カ所で開所を予定している。八王子高倉水素ステーションは水素単独供給型で、1084m2の敷地面積がある。水素トレーラーなどで圧縮水素をステーションに運ぶオフサイト方式で、圧縮機、蓄圧器、冷凍機、充てん機などを備える。JXエネルギーが100%出資して2014年10月に設立した水素事業運営のENEOS水素サプライ&サービスが初めて手掛ける。
JXエネルギーはDr.Drive海老名中央店、八王子高倉水素ステーションに加え、2月から3月にかけて東京都、神奈川、埼玉、千葉、愛知県でさらに9カ所の水素ステーションを開所する。このうち東京では杉並区に「東京杉並水素ステーション」を2月中旬に開設する。ここも八王子高倉と同じ単独供給型で、ENEOS水素サプライ&サービスが運営する。
トヨタ自動車が世界初の量産FCV「MIRAI(ミライ)」の納車を1月15日に始め、ホンダも2015年度内のFCV発売を計画している。こうした状況に合わせてJXエネルギーは水素ステーションの開設を進め、2015年度末までに移動式の水素供給拠点を含めて計40カ所にする。単独供給型と移動式の拠点は、ENEOS水素サプライ&サービスが運営を担当する。【JX日鉱日石エネルギー(株)】