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環境ニュース[国内]

日立製作所の北米送配電機器製造・販売会社、米国電力会社から変圧器5台受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.02.05 【情報源】企業/2015.02.03 発表

 日立製作所の北米送配電機器製造・販売会社、Hitachi HVBは、米国オクラホマ州の公益電力会社、GRDAから変圧器5台を受注した。同社が新たに造る天然ガスによるコンバインドサイクル発電所で使用される。日立が台湾の変圧器メーカー、華城電機と台湾に設立した変圧器設計・製造の合弁会社、日立華城変圧器が製造を担当する。
 HVBがGRDAの入札に参加して採用された。発電所は2017年5月の完成を予定する。60%を超える熱効率を誇り、運転開始時には米国でトップの発電効率の発電所になる。1月23日に着工式が開催された。三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)の米国法人がガスタービンを供給する。
 日立華城が発電所用昇圧変圧器を4台、華城電機が予備補助圧器1台を生産し、2016年に納入する。日立は、世界市場向けの変圧器事業の拡大を狙いに、日立華城を2013年12月に設立した。台中市で2014年4月から変圧器工場を建設していて、この4月に生産を始める。日立は今後も世界のエンジニアリングや生産拠点の構築、強化を進める。
 GRDAは州の機関で、ダム建設や水力発電を行っていたが、1986年に火力発電施設が運転を始めてからは州の主要な電力供給者になった。世界の変圧器市場は、電力需要増に加えて再生可能エネルギーを使う分散電源の増加で拡大し、現在の70億ドル(約8190億円)から2020年には約100億ドル(約1兆1700億円)になると予想される。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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