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環境ニュース[国内]

パナソニックES産機、スーパー向けショーケース新モデルでエネルギーロス防止

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.02.02 【情報源】企業/2015.01.29 発表

 パナソニックグループで低温物流・大型空調などを手掛けるパナソニックES産機システムは、スーパー向け冷凍機別置き型ショーケースの新型モデル「EVシリーズ」808機種の受注を5月に始める。新たに開発した温度制御システムを搭載してエネルギーのロスを防止するほか、省エネドアなどでショーケース全体の消費エネルギーを大幅に削減する。
 新しい温度制御システムは、吐き出し、吸い込み、庫内の各空気温度センサーからの情報に基づき、冷却の不足・適正・冷え過ぎといった状況を自動的に判断する。これによって、従来外気条件の変化に影響されていた庫内の温度を一定に保ち、庫内温度の上昇による食品の鮮度低下や、冷え過ぎに伴う食品劣化、消費エネルギーのロスを抑制する。
 EVシリーズは、ショーケースの消費エネルギーの10%を占める照明にLED発光ダイオード)を標準搭載し、照明用電力を最大75%削減する。さらに、形状変更と冷却効率改善を施した省エネモデルや、後付けできる省エネガラスドアをラインアップした。現行シリーズと比べ、店舗で使うショーケース全体の消費エネルギーが最大30%削減できる。
 スーパーやコンビニの店舗機器を集中監視・制御して省エネを図る店舗コントローラーや、食品小売業の効率的な運営を支援する遠隔データサービスも5月に投入する。パナソニックES産機システムは、飲料自販機や業務用電子レンジ・炊飯器を担当するパナソニックフードアプライアンスと4月1日に統合し「パナソニック産機システムズ」として事業を展開する。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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