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環境ニュース[国内]

東京都、葛西臨海水族園展示水槽でのクロマグロなどの連続死でウイルスを検出

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.01.23 【情報源】地方自治体/2015.01.20 発表

 東京都は1月20日、葛西臨海水族園(江戸川区)の展示水槽「大洋の航海者:マグロ」でクロマグロ、スマ、ハガツオが2014年12月から連続して死亡している問題について、病理検査の結果、死んだクロマグロとスマからウイルスが検出されたと公表した。ウイルスを特定するとともに原因を検証する。
 病気で死んだ可能性があることから複数の研究機関に病理検査を依頼し、そのうちの1機関からウイルスが検出されたと報告があった。ウイルスは、検査したクロマグロ2匹、スマ1匹全てから見つかった。今後、他の研究機関からの検査結果も踏まえ、死亡した原因を総合的に判断することにしている。
 展示水槽は葛西臨海水族園の本館1階に位置し、変型ドーナツ型で直径約30m、最大水深7m、約2200tの水量がある。2014年11月1日の時点ではクロマグロ(全長100〜130cm)が69匹、スマ(同50〜60cm)52匹、ハガツオ(同50〜60cm)38匹が泳いでいたが、相次いで死亡している。
 薬剤を投与すると同時に、照度変化や作業による振動、音などストレスになる刺激を排除してきたが、連続死は止まっていない。スマとハガツオは12月上旬から死亡が増え、クロマグロは12月下旬から連続している。スマは1月19日にゼロになり、1月21日現在でクロマグロは3匹、ハガツオは4匹に減少した。【東京都】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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