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環境ニュース[国内]

伊藤園、「茶殻リサイクルシステム」で「エコマークアワード2014」の銀賞受賞

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.01.21 【情報源】企業/2015.01.16 発表

 伊藤園が進めている環境活動「茶殻リサイクルシステム〜茶殻を身近な畳にリサイクル〜」が、公益財団法人の日本環境協会が主催する「エコマークアワード2014」で銀賞を受賞した。食品廃棄物の茶殻を建材にリサイクルするというアイデアの独自性が高く評価された。東京・渋谷区の東京ウィメンズプラザホールで3月5日に表彰式が開かれる。
 茶殻リサイクルシステムは、緑茶飲料「お〜いお茶」の製造工程で発生する茶殻を有効活用する取り組みで、2000年に研究に着手した。2001年に「茶配合ボード」を開発し、翌年エコマーク認証を受けた。2003年には畳専門商社の北一商店(東京・世田谷区)と共同で茶配合ボードを使った畳「さらり畳」を作った。
 茶殻は水分を多く含むため腐敗しやすく、多くが堆肥に利用される。茶殻を工業製品に活用するには乾燥させる方法があるが、乾燥には石油資源が必要になり、CO2を発生させるため環境に悪影響を与える。伊藤園はこうした課題を解決し、茶殻を乾燥させることなく輸送・保存して工業製品に配合する技術を確立した。現在はさまざまな分野で展開している。
 さらり畳は、一般住宅や温泉旅館、飲食店などに普及しているという。伊藤園は今後、茶殻は廃棄物ではなく身近な有用資源という考えの定着を図り、茶殻リサイクルを推進する。エコマークアワードは、環境配慮商品で持続可能な社会形成に貢献する企業・団体を表彰する。伊藤園は表彰式で事例を紹介し、パネルディスカッションに参加する。【(株)伊藤園】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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