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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、初の量産FCV「MIRAI」1カ月で約1500台を受注、年間目標の4倍に迫る

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.01.19 【情報源】企業/2015.01.15 発表

 トヨタ自動車は、世界で初めての量産燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を1月14日時点で約1500台を受注した。2014年12月15日に発売してから約1カ月にあたる。官公庁や法人が約6割を占め個人顧客も約4割あった。地域別では東京都、神奈川、愛知、福岡県で受注しており、大都市圏が中心だ。
 トヨタはミライの販売目標を2015年末までの1年余りで約400台としていたが、発売1カ月で年間の4倍近くを受注したことになり、FCVへの関心の高さがうかがえる。受注は水素ステーションの整備が先行する地域が主体だった。官公庁や企業からは、販売を開始する前に約200台を受注していた。
 事前受注分から納車を始め、1月15日に1号車を首相官邸に納めたほか、経済産業省、国土交通省など中央省庁に届けた。2015年の国内向け生産能力は販売目標に掲げた約400台となるが、2016年には増産も計画している。ただ、これまでに受注した分も含めて納車時期は現段階で未定という。
 ミライは、トヨタの高級車「クラウン」と同等の大きさのセダンで、3分程度ですむ1回の水素充てんで約650km走行でき、ガソリン車と同等の利便性を持つ。FCVは水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、モーターを駆動させて走行する。ホンダも2016年3月までの発売を予定している。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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