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環境ニュース[国内]

JX日鉱日石開発、100%出資の英国法人が北海油田で原油の商業生産を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.01.13 【情報源】企業/2015.01.13 発表

 JXホールディングス傘下で石油、天然ガスなどの探鉱・開発を手掛けるJX日鉱日石開発が100%出資する英国法人、JXNEP UKが、同国中部沖の北海に位置するキヌール油田で12月29日(現地時間)に原油の商業生産を始めた。近隣のアンドリュー油田とともに同社の主要資産の1つとなり、生産量の増加に貢献する。
 JXNEP UKはキヌール油田の権益を2012年に取得し、22.94%を保有する。国際石油資本の英BPが77.06%の権益を持ち、オペレーターを務める。JXNEP UKは英BPとともに、キヌール油田からアンドリュー油田の既存生産設備へのつなぎ込みなどの作業を進め、完了した。これによってキヌール油田の生産を開始した。
 アンドリュー油田はJXNEP UKが27.39%、英BPが62.75%の権益を保有している。キヌール油田とアンドリュー油田を合わせたピーク生産量は、1日5万バレル(約795万L)=天然ガスはバレル換算=以上を見込む。アンドリュー油田はキヌール油田との一体操業による効率化と経済性向上で生産期間が約10年延びる。
 英国の北海地域は、事業機会が豊富で生産中の油・ガス田が多く、JX日鉱日石開発は同地域を中心地域の1つに位置付けて約20年間、事業を続けている。JXNEP UKは1996年12月に設立した。今回のキヌール油田の商業生産開始を弾みに、JXNEP UKは今後も同地域で石油・天然ガス開発事業の拡大に向けて力を入れる。【JX日鉱日石開発(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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