一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成25年度に発覚した産廃不法投棄量は2.9万トン
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2014.12.26 【情報源】環境省/2014.12.26 発表
環境省は、平成26年12月26日、平成24年度の産業廃棄物の不法投棄等の状況について発表した。新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は159件で前年度の187件に比べて28件の減少、不法投棄量は2.9万トンで前年度の4.4万トンに比べて1.5万トンの減少であった。
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設系廃棄物の133(がれき類88件、建設混合廃棄物22、木くず20件等)が最も多く、全体の83.6%を占めていた。
投棄量で見ても、建設系廃棄物が2.22万トン(がれき類0.98万トン、建設混合廃棄物0.98万トン、木くず0.13万トン、廃プラスチック0.6万トン等)と最も多く、全体の77.2%を占めていた。
また、新たに発覚した産業廃棄物不適正処理数は90件で前年度の121件に比べて31件の減少、不適正処理量は11.4万トンで前年度の11.3万トンに比べて微増した。
これにより、平成25年度末時点の全国に不法投棄等の残存件数は合計で2,564件となり、前年度の2,567件と比べて、3件の減少、残存量の合計では1,701.7万トンとなり、前年度の1,777.3万トンと比べて75.6万トンの減少となった。【環境省】