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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、小水力発電技術会社に資本参加、太陽光に続く事業の柱に

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.22 【情報源】企業/2014.12.18 発表

 日本アジアグループは、小水力発電技術のシーベルインターナショナル(東京・千代田区)に資本参加する。発行済み株式の半数以上を取得して傘下に入れる。年内に手続きを完了する。日本アジアグループは太陽光発電事業を推進しているが、シーベルを傘下に加えることで小水力発電を太陽光に続く再生可能エネルギー発電事業の第2の柱にする。
 電力会社が太陽光発電の連系申し込みを保留するなど、太陽光発電が飽和状態に近づきつつあることを踏まえた。新たな再生可能エネルギー発電事業を検討し、応用範囲が広く国も進める小水力発電に着目した。日本アジアグループはこれまでも小水力発電のコンサルティングは手掛けているが、今後は発電事業まで一貫して展開できるようになる。
 シーベルは独自のシステム「流水式(超低落差型)小水力発電装置スモールハイドロストリーム」を納入しているほか、自ら発電事業も実施する。スモールハイドロストリームは、従来の水力発電では難しい農業用水路、上下水道工場排水など落差が小さい水路に設置できるうえ、既存水路の改変が不要で、3日程度の工事期間で完成する。
 標準化とユニット化でコストを抑え、保守・メンテナンスも容易にしている。分散型の電源インフラとして災害時の非常電源にも転用できる。日本アジアグループは、シーベルが保有する製品や事業実績が自社の成長につながると判断した。今後、国内に加えアジアを中心にした海外でスモールハイドロストリームを核に小水力発電事業を展開する。【日本アジアグループ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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