一般財団法人環境イノベーション情報機構
ナムコ、アミューズメント施設の業務用ゲーム機の照明をLEDに交換、節電を推進
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.12.15 【情報源】企業/2014.12.09 発表
バンダイナムコホールディングス傘下でアミューズメント施設企画・運営のナムコは、全国の直営アミューズメント施設に設置している業務用景品ゲーム機「スウィートランド4ブライトバージョン」の透明ドーム内の照明を、12月中をめどにLED(発光ダイオード)に交換する。節電をさらに推進し、施設運営に関わる電力消費削減を図る。スウィートランド4ブライトバージョンは同傘下で業務用ゲーム機器のバンダイナムコゲームス製で、ボタンを使ってドーム内の装置で景品をすくう機能を持つ。ドーム内には定格消費電力27Wの蛍光灯を4灯装備している。今回、ナムコが保有する556台、計2224灯について、自社仕様の1灯あたり定格消費電力12WのLEDモジュールに替える。
これによって、実測試験の概算で1年間に約21万9000kWhの電力消費が低減でき、約102.6tのCO2排出量を削減する。ナムコはアミューズメント施設を全国約200カ所で運営し、CSR(企業の社会的責任)活動の重点テーマにCO2削減・省エネを掲げて施策を実施している。業務用ゲーム機の照明をLEDにするのもその一環となり、2010年に始めた。
業務用ゲーム機はLED照明が主流になっているが、景品ゲームのように流行に左右されない定番機種はLED普及前から設置されていることが多い。ナムコは2010年にクレーンゲーム機4279台を一斉にLEDにして以降、メダルゲームなどに対象を広げた。今回を加えると、削減する消費電力量は約331万5000kWh、CO2排出削減量は約1326tになる。【(株)ナムコ】