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環境ニュース[国内]

キヤノンMJ、伝票一体型ラベルを導入して破棄する用紙削減し、CO2排出量を低減

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.12.12 【情報源】企業/2014.12.08 発表

 キヤノングループでキヤノン製品と関連ソリューションの国内マーケティングを手掛けるキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、複数の伝票と封筒の機能を1枚の用紙に集約した伝票一体型ラベルを自社の物流拠点に導入した。破棄する用紙を削減してCO2排出量を低減する。環境ソリューションとして事務機販売ルートで顧客に提案する。
 伝票一体型ラベルは破棄する部分をできる限り減らした新開発の用紙で、倉庫内の一連の出荷業務で使うピッキングリスト、荷札ラベル、送り状、納品書の4種の伝票と、納品書を封入する封筒を表裏2層構造の1枚に集約した。これまでラベルの剥離紙で廃棄していた部分も納品書や封筒に使用でき、出荷業務に関わる紙の量を大幅に削減できる。
 出荷に関連する業務を1枚の用紙で管理することで複数の伝票を各工程で照合する必要もなくなり、作業の効率が高められる。送り状と異なる顧客の納品書を封入するなどの人為的なミスに伴う個人情報流出リスクも抑えられる。キヤノンMJはこの伝票一体型ラベルを使った業務プロセスを構築し、10月に自社倉庫での商品の個別配送業務で活用を始めた。
 キヤノンMJが推進している環境保全活動、環境配慮型商品・サービス提供の一環として、伝票一体型ラベルによってCO2排出量削減の取り組みを強化する。キヤノンMJは2015年に、従来の出荷業務と比べて破棄する用紙を約50%削減する。併せて、伝票一体型ラベルを環境、コスト削減、情報機密に配慮した環境ソリューションに位置付けて展開していく。【キヤノンマーケティングジャパン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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