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環境ニュース[国内]

凸版印刷、CO2排出量削減の中期環境目標を7年前倒しで達成、新たな目標を設定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.12.11 【情報源】企業/2014.12.08 発表

 凸版印刷は、2020年度に2008年度比で11%としたCO2排出量削減の中期環境目標を7年前倒しして2013年度に達成した。そのため、同20%の削減を目指す新たな目標を設定して活動を進めることにした。2013年度のCO2排出実績は、2008年度比16%減にあたる63万2000tだった。新しい目標では、同20%減の60万tまで引き下げることを掲げている。
 7年前倒しの目標達成は、設備面・運用面でのCO2削減活動が効果を発揮した。設備面では、生産効率向上を目的に拠点を集約するとともに、導入から15年以上が経過した空調などの設備を最新の高効率型に更新した。照明を消費電力が少ないLED(発光ダイオード)にしたほか、遮熱塗料を建屋に塗布して空調効率を高める取り組みも実施した。
 深谷工場(埼玉県深谷市)と総合研究所(同県杉戸町)の屋上には、計約150kW分の太陽光発電設備を設置した。運用面では、国内全生産拠点に生産設備などの電力使用を「見える化」する電力デマンド監視システムを入れた。設備の稼働状況と電力使用量を照合し、本社機能と各拠点が連携して生産状況に合わせた電力使用の合理化を図った。
 東京都と埼玉県の「総量削減義務と排出権取引制度」では義務量を越えて削減し、都と同県で計11万tの超過削減排出枠を創出した。凸版印刷は今後、新目標の達成に向け、設備面の効率を改善して電力デマンドデータを基にした使用の見直しで省エネを推進する。コージェネレーション熱電併給)システムや太陽光発電設備も設置する。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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