コニカミノルタ、プロダクションプリント機の「カーボン・ニュートラル」提供

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.12.08 【情報源】企業／2014.12.04 発表

　コニカミノルタは、プロダクションプリント機の「カーボン・ニュートラルサービス」を提供する。日本で11月下旬に始めたほか、欧州、オーストラリアで順次、開始する。製品の省エネ、再生材活用、小型軽量化などでCO2排出量削減を進めるとともに、どうしても削減できない排出量をコニカミノルタが保有する排出枠で埋め合わせる。
　プロダクションプリント機は印刷会社や企業内の印刷で使われるデジタル印刷機を指す。カーボン・ニュートラルサービスでは、対象機の材料調達から生産、物流で排出するCO2に加え、製品利用（印刷）時の使用電力に関わるCO2の排出量を相殺する。カーボン・ニュートラルは、排出されるCO2量と吸収されるCO2量が同じ状態を意味する。
　製品利用時のCO2排出量は製品導入から5年間の平均使用条件での推定値を使う。サービスには紙、トナー、製品の廃棄・回収・リサイクルのCO2排出量は含まない。カーボン・ニュートラルの透明性を確保するため、第三者機関による保証の仕組みを採用する。顧客は第三者機関の「カーボン・ニュートラル証明書」がダウンロードできる。
　さらに、カーボン・ニュートラルした印刷機を使用したことが印刷物に表記できるよう、カーボン・ニュートラルマークやロゴをウェブサイトで提供する。対象機を利用する企業は環境に配慮した印刷を推進する姿勢がアピールでき、グリーン購入を進める官公庁などに対し、印刷時のCO2排出量を埋め合わせた印刷物の納入が可能になる。【コニカミノルタ(株)】