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環境ニュース[国内]

IHIの子会社が発電設備に使われるエンジンのライセンスを韓国メーカーに供与

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.05 【情報源】企業/2014.12.02 発表

 IHIの子会社でディーゼル・ガスエンジン、ガスタービン、発電装置を手掛ける新潟原動機は、主にアジア新興国で発電設備に使われる中速ガスエンジン「28AGSシリーズ」のライセンスを韓国のエンジンメーカー、STXエンジンに供与する。STXは日本以外を対象にした製造、販売、アフターサービスが可能になる。新潟原動機はSTXを通して海外市場でシェア拡大を図る。
 28AGSシリーズは火花添加方式の中速ガスエンジンで、発電効率の高さと窒素酸化物(NOx)の発生量を抑えたことが特長の環境対応型エンジンだ。2012年に開発が完了して市場に投入している。出力2000〜5000kWの機種をそろえる。
 途上国のインフラ整備の進展を背景に発電用ガスエンジンのニーズは高まっている。新興国市場への参入スピードを速めたい新潟原動機とSTXの考えが一致したため、新潟原動機はライセンスの供与を決めた。両社は、新潟原動機の前身である新潟鉄工所が1970年代に船舶用低速ディーゼルエンジンのライセンスを供与して以来、提携関係にある。2000年代には陸用ディーゼルエンジン数機種の技術を供与している。
 新潟原動機は、28AGSシリーズをはじめとした陸用事業の強化と海外市場への参入の加速を重要課題に掲げ、特に28AGSシリーズを陸用事業の中心に位置付けている。STXは韓国有数のエンジンメーカーで世界的なネットワークを構築していることから、新潟原動機はSTXとの28AGSシリーズの製造、販売、アフターサービスの連携で海外展開を急ぐ。【(株)IHI】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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