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環境ニュース[国内]

ヤマハ発動機、近距離移動用の電動スクーターの新製品を台湾で発売、実用性向上

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.11.25 【情報源】企業/2014.11.19 発表

 ヤマハ発動機は、近距離移動用の電動スクーターの新製品「E-VINO(イービーノ)」を台湾で12月に発売する。環境性能と走りの良さを両立させた。実用性を向上させながら、ガソリン車並みの車両価格を実現する。製造と現地での販売は、台湾法人が手掛ける。2015年には日本仕様の導入も予定している。
 イービーノは、新たに開発したモーターと新型のリチウムイオンバッテリーを搭載する。1回の充電で30.1km(時速30kmの定地走行)の航続距離を確保する。加速が必要な登坂時などに電流を多く流してパワーを上げるブースト機能を装備し、環境性能に加えて走行性能も高めた。バッテリーは着脱式にした。
 バッテリーの残量はメーターでデジタル数字と目盛の両方できめ細かく表示し、バッテリー切れの不安を低減する。シート下の収納スペースに別売りの予備バッテリーを積むこともでき、使い勝手を向上させた。日本で展開する50ccスクーター「ビーノモルフェ」を車体のベースにすることで、価格を抑えた。
 登録代金を含み5万8500元(約22万2000円)の価格を設定した。発売から1年で2000台の販売を計画する。台湾の二輪車市場は年間約70万台(2013年)で、うち約1万台を50ccクラスが占め、その7割が電動だ。主に会社員と主婦層に使われているが、イービーノは近距離移動の主婦層を主なターゲットにした。【ヤマハ発動機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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