一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、太陽電池とリチウムイオン電池搭載のソーラーカーが南米のレースで優勝
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.11.25 【情報源】企業/2014.11.19 発表
パナソニックの太陽電池モジュール「HIT」とリチウムイオン電池を搭載したソーラーカーが、チリで開かれた南米大陸最大級のソーラーカーレース「カレラ・ソーラー・アタカマ2014」(11月13〜17日)で優勝した。パナソニックがスポンサーとなった東海大学チームが初出場で健闘した。製品の高い性能が発揮されたという。このレースは、世界最高水準の日射量があるチリ北部のアタカマ砂漠で行われ、太陽光だけをエネルギー源に走行する。同国北部の都市、ポソ・アルモンテを出発し、アンデス山脈を通る高低差が大きい過酷なコースで争われる。海抜0mから最高地点は3400mを超え、全行程は1082kmの距離がある。今回は6カ国から25チームが参加した。
パナソニックは、世界最高水準の変換効率を誇る太陽電池モジュールHITと高容量のリチウムイオン電池を提供して東海大学チームを支援した。太陽光が強くモジュール温度が高くなりやすい環境でもHITは発電特性を維持し、アップダウンが激しいコースでリチウムイオン電池が大きなパワーを補ったことが優勝につながった。
東海大チーム監督の木村英樹教授は「パナソニックの太陽電池とリチウムイオン電池の高い性能と、学生のチームワークで優勝することができた」などと話した。パナソニックは、2013年10月にオーストラリアで開催された「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013」でも東海大のスポンサーとなり、準優勝している。【パナソニック(株)】